" "

食中毒予防に植物の力を!

こんにちは磯野 です。

いつの間にか梅雨入っていたのですね~。朝、残った味噌汁を冷蔵庫に入れ忘れ、夜、帰宅し蓋を開けたら…何となく腐敗臭が…

ぁ、やってしまった! 梅雨を実感致しました。 じゃがいもが欠かせない、カレーやシチューなどは、もう絶対に危険ですね!

夏といえば、我が家の食卓には、シソが欠かせません。毎年ベランダのプランターで大量に収穫してはちょこちょこ料理に使います。

新鮮なイカをお刺身にして大庭(青じそ)を下に敷いて鮮度を保つのに使ったり、お肉に巻いてフライにしたり、冷製パスタやサラダの

上にトッピングしたり、お弁当のおかずの抗菌としても良く使います。強いので、私のようなズボラな人でも水さえあげれば、家庭のプ

ランターでも良く育ちますので、おすすめです。庭に地植えにすると、繁殖力が強いのですごいことになりそうですね。香りのある葉

はバッタも大好きな様ですので、比較的上の階のベランダなどでプランターで育てたほうが良いのかもしれませんね。

以前、バジルを植木鉢に入れ、庭で育てていたら、収穫前の食べごろに、全部バッタさんに先をこされて食べられてしまった、苦い思

い出があります。 でも、何より無農薬なので安心して食べられます。

大葉(青じそ)には、※βカロテンが豊富に含まれていますので、活性酸素を抑え、血液をサラサラに、皮膚や粘膜の細胞を正常に

保つ働きがあります ビタミンB群、ビタミンE、鉄分、カルシウムなどのミネラルも含まれているので美容にも良いですよね

そして、強い防腐・殺菌作用を持っています。

 食品は『酸化』されて腐敗します。なので、保存するには、酸化を防ぐことが大切です。

そして、食中毒は病原性を持った細菌の繁殖が原因です。

日本人は厳しい梅雨の気候の中でも知恵と工夫で植物の持つ力を活用して安全な食生活に役立てたものが沢山あります。

 ★お寿司を乗せる飯台は「ヒノキ」で作られています。成分:カンファー、α₋ピネン、リモネン、カジノール➡抗菌作用を持つ

 ★寿司ネタを置かれているのは「椹(サワラ)」の葉です。成分:ピシフェリン酸➡強い酸化防止作用を持つ

 ★お茶(日本茶)成分:カテキン➡抗菌作用を持つ
 
 ★ガリ(ショウガ)成分:ゲラニルアセテート抗菌作用を持つ

 ★お土産のお寿司を包むのに使われた「経木(きょうぎ)」:杉やヒノキを薄く削ったも。笹の葉、しその葉➡抗菌鮮度保持 

 ★桜餅や柏餅、笹団子、柿の葉寿司、鱒寿司などの押しずしに使われる木の葉 成分:クマリン、オイゲロール➡強い抗菌性

 ★日本酒の樽に使われる杉材を用いるのは、木香(きが)をつけて、風合いとまろやかな味を出したり防腐効果の為もあります

 長年の経験から培われた先人達の知恵はやっぱりすごいです!
 
食品の鮮度保持の酸化防止作用と細菌の繁殖を抑える抗菌作用、どちらにも効果を発揮して、人体や環境に対しても、副作用の

心配もなく、安全な食生活を送ることが出来るもの、植物の持つ力を大いに活用し、日本の梅雨を元気に過ごしましょう!!