みなさんお元気ですか!
曇り空と雨模様が続いてますね。
建築会社にとって雨は大敵ですが、この雨を恵みの雨として待ち望んでいる方々もいます。
またこの季節の旬の花として似合うのはなんといっても、紫陽花であり花菖蒲ではないでしょうか。
今月初め所用で浜松へ行ってきましたが、ついでにフラワーパークの花菖蒲を堪能してきました。
720品種で100万本の花菖蒲は実に圧巻で見事なものでした。
花菖蒲といえば、はるか昔の縄文時代、大陸より
稲作が渡来したとき暦のないときでしたから、田植えの時期など野花菖蒲(ノハナショウブ)の開花を見て判断したそうです。
天候不順の指標などに季節の花を見つめることの大切さが、生活に深く浸透していたのですね。
季節を表すのに春夏秋冬を更に分けて24節気があり、これもわたしたちの暮らしのなかに残像のように受け継がれています。
24節気のうち、夏至、冬至、春分、秋分それに立夏、立秋、立冬、立春の八つは一般によく知られています。
今月(6月)の21日は夏至であり、一年中で昼の長さがもっとも長く、夜がもっとも短い日です。 この反対は冬至で12月22日になります。昼の長さがもっとも長く、夜がう〜んと長いのです。
こんなことは皆さんはよくご存知のことと思うのですが、では実際にどのくらい違うか比較してみました。
ただし千葉の場合です。
夏至−−(日の出)4時24分 (日の入)18時58分 太陽高度77.8度
冬至−−(日の出)6時45分 (日の入)16時30分 太陽高度31.0度
夏至は夜が明けてから沈むまで14時間34分、夜は9時間26分です。
冬至は夜が明けてから沈むまで8時間45分、夜は15時間15分です。
夏至と冬至の差は、なんと5時間49分もあるのです。
また、わたしたちの家づくりで考慮することに太陽高度があります。
夏至は高度が77.8度で影がほとんど出来ず、冬至は31.0度で長い影が出来ます。
家づくりで大事なことは、『夏は日射を家の中に入れないようにし、冬は逆に日射をふんだんに入れる』ことです。
昔から日射を調節したり、雨などから建物を庇護するために軒や庇は深く取ったのは、そういうことをよく知っていたからなんですね。
西日を防ぐためにはスダレやシェード、緑のカーテンなどを利用するのも有効です。これから夏本番を迎えますので、ぜひ遮光を実行してみて下さい。エアコンの効き目もよくなりますし、電気代の節約にもなりますよ。
ではまた。
みなさんお元気ですか!
例年になく暑くなったり寒くなったりで不順な天候が続き体調を崩す人も多いんではないでしょうか。
世の中も少し景気回復の兆しが見えてきた感じもしますが、実態はまだまだ厳しいのが実情ですね。
ただIT産業は元気なものです。
5月28日(金)電子書籍のiPad(アイパッド)が発売されます。
アイパッドは、米国アップル社の新型携帯端末機でスマートフォン(多機能携帯電話)とノートパソコンの中間に位置づけられ、通話やカメラ機能は無いもののインターネットのウェブ閲覧や電子メール・動画や音楽の再生機能などは同じものです。
操作は画面に指で触れるタッチパネル方式でパソコンよりも簡単。米国では今年4月3日に発売され、当月中に100万台を突破したとのこと。日本でも大ブームを巻き起こすのではないでしょうか。
昨年の1月に米国のオバマ大統領が就任したときに、グリーンニューディール政策を打ち出しましたが、その中で
スマートグリッド構想というのがあります。
この構想こそが米国だけではなく、世界で様々な形でうねり始めている大変革の時代を予兆するものだろうと
思います。
そもそもこのスマートグリッドというあまり聞きなれていない言葉は、『賢い送電網』とか『次世代送電網』と訳されているように、発電された電力を送る送電網のことです。
現在のところ、企業や家庭へ電力会社が一方的にコントロールして送配電していますが、エネルギーロスが結構大きいのです。環境面から考えても日本の場合CO2の排出量のうち、発電部門は約4割を占めている訳ですから、そこでのエネルギーロスの削減はとても大きいものがあります。
太陽光や風力・バイオマスといった自然エネルギーを利用するにも天候に左右されますので、きめ細かなコントロール
(スマートメーターなどで)が必要になる訳です。
そこでスマートグリッドでは、電力の流れを供給側と需要側の双方からIT技術やET(エネルギー技術)を活用した制御装置を駆使し、自動調整して効率化を計るようにしたものです。
いずれにしてもiPad(アイパッド)に見られるように情報・通信技術の進歩によって、工場もオフィスも家庭での暮らしも
隅々まで大きく変わっていくでしょう。それもそう遠くない5〜10年の間にです。
戦後の物も食料も圧倒的に少ない時代から、ものだけは豊かになったけれど反比例するように心が貧しくなってきた
ように感じる世代としては、大きな変化には躊躇しつつも、ある種のわくわく感があります。
勿論、家づくりに携わるものとして、今度こそ『器(家)つくって魂しい住めず』なんて家だけは絶対つくりたくないと
思うものです。
ではまた。
みなさんお元気ですか!
春爛漫、桜の花が満開になる季節になりましたね。
春といえば、“ついに„というか“やっと„ というか人生の春を迎えた社員がいます。現場監督の藤代社員34才です。
人生の荒波は厳しいかもしれませんが、結婚した2人にとっては苦にならないでしょう。何しろ2人共波乗りを楽しむサーファーですから・・・。(サーフィンが取り持つ縁でした)
心からの祝福と人の優しさに溢れたいい結婚式でした。
特に彼は、彼の幼友達であり親友の祝辞を聴いて、ハンカチを出して号泣するほど今時には珍しい純な男です。
そんな結婚式の最中に「フッ」と思い出した話がありました。
本当になんで浮かんできたのか分かりませんが・・・。
確か小学校か中学校の教科書に載っていたように思うのですが、はっきりしません。
おぼろげながらの『あらすじ』は、こうでした。
""ある村から遠くに見える人の顔をした大きな岩があって、その顔と同じ人がいつかこの村に現れて、
村人たちを幸福にしてくれるという伝説がありました。その話を母から聞いて信じている子供がいました。
あるとき、その岩の顔とそっくりの人が村に来るというので村中が沸き立ち、その子も『どんな人だろう』と
心を躍らせ 待っていましたが、思ってもいない別人でした。
青年になった頃にまたそんなことがあって・・・。
何十年か後にまた同じことがあって、待ち続けていたその子供もいつしか年老いたとき、
実はその伝説の顔をした人はその子供自身であったという話です。””
この際、読んでみたくなってインターネットで調べてみました。
本のタイトルは『人面の大岩』で、作者は米国人のナサニエル・ホーソンという短編作家ということが判りました。
この本を読めば、彼の結婚式とふいに浮かんできた、この物語との脈絡が分かるかも知れないと思って、
ネット書店(アマゾン)に注文しましたが、1ヶ月も経つのにまだ届かないのです。
特に急ぐ訳ではないのですが、早く読み解きたいと思って待っているしかありませんね。
というわけで、今月はうまくまとまらなくて、歯切れの悪い終わり方になってしまいましたが、ではまた。
みなさんお元気ですか!
ここのところ寒かったり、暖かかったり天候が不順ですね。
その合間をぬって梅の花がチラホラ咲いているのを見ると、何かホッとするものがあります。
冬のこの時期、旬はやはり冬季オリンピックではないでしょうか。
数日前、TVで観戦していましたら、スキー・モーグルの
上村愛子さんの涙を見てしまいました。
メダルも取らずに泣いている場合か、という冷静な向きもあるでしょうが、わたしの胸には響くものがありました。
彼女の演技を見ていましたが、スピードも技術も美しさも揃っていて、正直素晴らしいと思いました。
しかし、結果は4位。
18才の時に長野オリンピックで7位入賞。それ以来ソルトレークとトリノで6位、5位と順位を上げてきて、今回が4位でした。
インタビューをしっかりと受け答えをしながらも涙が溢れ出ていました。
『私としては十分納得のいく出来だったと思います。涙は一杯出ると思いますが、でも何で一段、一段なんだろう?ちょっとは悔しい気もしますけど・・・』
『あんなにやってきて、周りの皆さんにも応援してもらって、それでも届かないメダルの世界ってどんな世界なんだろう』
その涙は悔しいとか悲しいとかの感情を通り越し、仕事をやり切った人のみが、流せるもののように思えました。
上村愛子さんをオリンピックへ突き動かすものは『それでも届かないメダルの世界』への憧憬なのか、未知への強い好奇心なのかは分かりません。
ただ、そのために来る日も来る日も厳しい練習を積み重ね、一心に打ち込んできたことだけは確かでしょう。
どんなに大きいことでも、どんなに小さいことでも一心不乱に一歩一歩の積み重ねがなければ、何事も成就しないことは世の常だろうと思います。
夢や希望を持って、いつかは叶うだろうと毎日を飽きることなく一所懸命生きること、そのことが大事なんですね。
夢や希望などを言うと、今の時代そんなものは「持てない」とか「分からない」とか言う人がいますが、具体的なものはなくても、
いつかは見つかるだろうと、それを探す行為も、上村愛子さんにとっての「メダル」と同じくらい価値を持つものだと思います。
あなたにとっての「メダル」はなんでしょうか?
私たちの「メダル」は『住んだ方々の笑顔』です、と自信を持って言い切れるだけの「住まい」をこれからもつくり続けていきたいと思います。
ではまた。
みなさん明けましておめでとうございます。
正月休み中、木材の乾燥についての本を読んで思い出したことがあります。
木材の乾燥業界では絶対『ありえない』超低温45℃の
乾燥装置(愛工房)を開発した伊藤好則さんのことです。
知人の紹介でお会いしてお話を聴くことがありましたが、それも移動している乾燥釜の中で、でした。
通常の乾燥釜の中で長時間入っていられることは考えられないことです。乾燥温度は70℃〜100℃以上なんですから…。
当社が使用する主要木材の杉の木は、乾燥しづらい樹種のようです。
木の赤味部分(中心部)は白味部分(周辺部)と比べて乾きにくく、特に赤味部分が黒く「黒芯」と呼ばれる木は、自然乾燥だと10年〜20年もかかるといいます。だから黒芯は業界では「くず」扱いされ、捨てられているものです。
愛工房にかかれば、こうした難しい赤み部分や黒芯などは色、艶、香りを損なうことなく、見事に乾燥し、正に高級品に変身してしまいます。
さらに業界では不可能といわれている含水率6%〜7%(絶乾状態といいます)をなんなく実現してしまうのです。
しかも木の成分を壊すことなくです。
こんなに素晴らしい技術を開発した人がここにもいらっしゃる。
以前にも紹介したことがありましたが、青森県のリンゴ栽培農家の木村秋則さん。
農薬も化学肥料も除草剤も、有機肥料すら使わない自然栽培でリンゴを実らせることに成功しました。
この2人の方には共通したところがあります。それは2人とも『木』に寄せる深い愛情でした。
木村さんは農薬や除草剤を中止することによって、リンゴの木が害虫や雑草により苦しんでいるのを
自分の苦しみとすることにより、本当の原因は農薬などに汚染された『土』にあることを突き止めました。
伊藤さんは高温で乾燥される木が苦しんでいる、可哀想だと感じました。木は生きている。伐採されても生きている。
だから生きていく上で自然界にある温度で乾燥することを考えました。
一方で木を伐採後は死んだ物として捉え、水分を抜くことだけを考えている。この乾燥技術が現在の主流となっています。
私たちはこの2人から大切なものを学びました。それは本質を見抜く『視点』です。
私たちはどうしても目の前にある姿、形や現象にとらわれてしまいがちです。一流メーカーだから、有名大学の先生が言っていることだから、国が認めていることだから等々。
もう一度、私たちの暮らしの中で当たり前のこと、と思っていることが自然の循環の中では本当に必要不可欠なことなのかを問い直してみる必要があります。
私たちの家づくりもこうした視点に何度でもたち帰り、模索しつつ、生きた住まいとして、磨きをかけていきたいと思った次第です。
本年もよろしくお願い申し上げます。