こんにちは。
今年も残すところあと少し。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さてこの一年、友人から「太った?」と
言われ続けてきただけあって
「食」にはうるさい私ですが、
最近少しでも体質改善できればと思い、
食育の勉強を始めてみました。
食育と聞くと、なんだか難しく感じて
気が重くなってしまいそうですが、食の大切さを伝える
方法の一つとして、気軽に取り入れられるベランダでの野菜づくりがあります。
愛情を注いで育てた分だけ、すくすく成長してくれるのが野菜づくりの魅力。
わざわざ貸し菜園に行かなくても、庭がなくても初心者が手軽に育てられるおすすめの野菜をご紹介したいと思います。
まずはハツカダイコン。
種まきからわずか一カ月前後で収穫できますよ。
少し甘めのピクルスにすると、子ども達もポリポリとおやつのように食べてくれるはずです。
レストランなどで見かける飾り切りに挑戦するのも楽しいかもしれません。
実は、このハツカダイコンにはバジルを一緒に植えることがおすすめ。
両者は互いの成長を助ける「コンパニオンプランツ(共栄作物)」で、それぞれ病害虫が異なり、
有用な微生物も増えるのだとか。
その他、ミニチンゲンサイやワケギも収穫量が多いので、満足感が得られると思います。
種をまいた時、芽が出た時、収穫できた時、料理にして食べた時・・・と、
子どもの笑顔と一緒に写真に残しておくとよい思い出になりますし、野菜づくりの記録にもなります。
食卓での話題も増えますね。
ただ、ベランダ菜園では注意も必要です。
水やりや薬剤散布などで、近隣の迷惑にならないようにじゅうぶんに気を付けてくださいね。
これからは忙しく、暴飲暴食になる機会も多いと思いますから気を付けて、良い年末年始をお迎えください!
そして来年、年明け1月の現場見学会でまた元気なお顔を見せて頂けましたら嬉しいです。
それでは!
時の経つのは早いものです。
もう11月になってしまいました!
カレンダーも残りあと2枚(!)ですね。
きっと、こんな感じであっという間に
今年も終わってしまうのでしょうか?
本当に1年が早いです!!
さて、最近ですがLIXIL(リクシル)という会社の
展示会に行って参りました。
ご存知の方も多いと思いますが、
お風呂やキッチン、サッシ、エクステリアなどを
販売している会社さんです。
「リクシルって知っテル!」というCMでもお馴染みですね。
その展示会を色々見てまわっている中で"SHARP"
の文字を発見。
お話によると今年8月にリクシルとシャープで新しい会社を作られたそうで、
シャープの省エネ関連商品とリクシルの建材商品を融合させて販売していくそうです。
エネルギーを効果的に使用するスマートハウスなんていう言葉も時々新聞で見かけますが、
この会社がどんな商品を出していくのか、個人的には非常に楽しみにしています。
それにしても本格的に寒くなってきましたね。
つい、この前まで、熱中症だとか、スーパークールビズだとか、サマータイムだとか言っていたような
気がしますが、四季のある日本ならではですね・・・。
生活に多少、変化やメリハリが出て良いのかもしれませんが・・・
寒いのはやはり嫌なものです。(私は特に寒がりなので・・・)
実際に、日頃のお客様との家づくりにまつわる話題も、その時期で少しずつ変わるのですが、
最近はやはり「暖房の仕方」とか「断熱性能」とかに関するものが本当に多くなってきました。
もちろん、今はいたずらに建築費を費やさなくても「暖かく、強い家」を建てることはできます。
しかし、言葉で説明を受けるよりも、実際に見て触れて体験して頂く以上にお分かり頂くことは出来ないでしょう。
ぜひお気軽に見学会に遊びにいらしてください。
皆様とお会いできますことを楽しみにお待ちしております。
それでは!
めっきり涼しくなってきましたが
いかがお過ごしですか?
先日9月30日をもって「フラット35S」という
住宅融資の金利を、国が10年間優遇してくれる
仕組みが終了しました。
本当は年内一杯の予定でしたが、急きょ3ヶ月間も
期間が短縮されてしまい、お客様も、家づくりの
現場にいる私たちも、とても混乱させられました。
ただおかげ様で、いつもよりさらに
忙しくさせてもらいましたが(笑)。
これはまさに「エコポイント」の時と一緒です。
あまり悪口をいうつもりはないのですが・・・。
なんだか弱い立場の人たちが、強い権力のある人たちにいつも振りまわされているような気がしてなりません。
そのくせ、一昨年の「事業仕分け」で凍結されたはずの「国家公務員宿舎」が
次から次に着工しているというのですが、皆様はご存知でしたか?
しかも、かなり便利なところにある3LDKという豪華なものがなんと3万円〜5万円と、
近隣の民間の家賃の3分の1(!)という格安な家賃で住めるというのです。
なぜ一度「事業凍結」になったものがこのようなことになってしまうのか?
本当に不思議でなりません。
特にその後、「東日本大震災」が発生し、東北で本当に困っている方々がたくさんいらっしゃるにも関わらず、です・・・。
復興のために、これから莫大なお金が掛かることはどのように考えているのでしょうか?
ごめんなさい!
個人的にこういった矛盾は大嫌いなので・・・。
1つ1つにワケがある・・・だから納得できる、だから安心できると思うのですが、みなさんはいかがでしょうか。
ハクモンの家づくりは窓の付け方1つとっても意味があります。
(私がハクモンに入社したのも、そういった信念みたいなものに魅力を感じたからなんですよ!)
来月も見学会を開催しますので、ご興味のある方は
そういった1つ1つの意味を考えながら是非、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
また違った見方ができるかも知れませんよ!では!
こんにちは!
気がつけばもう・・・9月。
今年も、もう3分の2が終わってしまいました。
まだまだ残暑も厳しく、「秋」という感じは
なかなかしませんが、食べ物が少しずつ「秋」仕様に
なってきているように感じる今日この頃です。
秋刀魚だとか、栗とか、きのことか・・・
美味しいものがたくさんありますが、
そんな中でも、私は特に「果物」には目がありません。
祖父がリンゴ農家をやっていることもありますが、果物には本当にうるさいのです。
「ぶどう」や「なし」「柿」と・・・想像しているだけで・・・あ〜よだれが垂れてきてしまいそうです。
皆さんご存知のとおり、今さら私が言うまでもないですが、
「果物」は美味しいだけではなく、体にも本当に良いですよね。
その秘密は・・・何と言っても「酵素」。
「酵素」は身体の中で起こる「消化」や「新陳代謝」の役に立ちます。
でも「酵素」は熱に弱く、煮たり焼いたり加熱してしまうと無くなってしまいます。
だから生で食べられるものであれば・・・例えば「お刺身」とか「生野菜」なら身体に採り入れることができます。
そして「果物」は、ほとんど生で食べますから「酵素」を非常に採りやすいということです。
「生」だから生きる存在といえば、自然界にある「生」の素材を使うハクモンの家づくりも同じで、
自然が対象なので時として扱いづらかったりもしますが、先人達の知恵を借りて作るその家は、
ちょっとした障害を償っても余りある恩恵を受けられると私は感じています。
来月初めには私たちが建築させて頂いた、そんな「生だから生きる家」をご覧頂ける機会がございますので
ぜひ、お気軽にお越し下さい。
皆様とお会いできることを楽しみにしております。
こんにちは!
みなさん暑い日が続きますが、
お変わりないでしょうか?
突然ですが、「風鈴」のように
「音」で涼しさを感じるのは風情がありますよね。
「耳」で涼しさを感じる・・・
こういった文化は日本ならではで、
なかなか他の国には無いような気がするのですが、
いかがでしょうか?(違っていたらごめんなさい)
「風鈴」と言えばこの前テレビで見たのですが、
海外で大量生産された風鈴は
綺麗に出来過ぎていて、
ガラスの表面がなめらか過ぎてしまい音に全然「深み」が無いんですね。
逆に日本の匠がつくる風鈴は、手加工で「わざと」ギザギザに処理することで、独特の音が出ていました。
比べてみると、その差は歴然としていて、驚きました。
もちろんその二つの風鈴は、ほとんど同じような見た目で、材料で出来ていて、同じように風が吹くと
音が出るのですが、その背景にある作り手たちの「想い」や「知恵」にはものすごい違いがありました。
それを見ていて、つくづく「家づくりも一緒だなぁ」と思ってしまいました。
「材料」や「間取り」とか「デザイン」は似ているけど、誰が?どんな想いを持って?つくるのか?
こういったことには実際に大きな差が有ります。
で、パッと見ただけでは、そういった部分の差は非常に見えにくいのですが、
じっくりときちんと比べてみるとよく分かるものです。
一生に一度あるかないかの家づくり。
皆様にそんな差をきちんと比べて分かって頂きたいと私たちは考えています。
そのためにも、出来るだけたくさんの現場見学会を実地していきますので、どうぞお出掛けください。
そしてどんな風に違うか?「体感」してください。
皆様と現場見学会でお会いできるのを楽しみにしております。
それでは!
みなさんお元気ですか!
新聞記事の中で目を引くものがありました。
99.9998%という数字です。
ほぼ100%に近いですね。
内装用の塗り壁材が『鳥ウィルス』を
吸着・死滅させた数字です。
ウィルスの構造は基本的には同じものなので
風邪ウィルスも死滅させることになるらしい。
つまりこの壁材を使用すれば、居ながらにして
ウィルス性の病気を予防できるという。
最近のメディアも信用できないところがありますが、
一応取り上げている記事をコピーして同封しましたので一読下さい。
この幻の漆喰は『自然素材しか使っておらず、人体にも無害で安全です。
ーーー家具、家電などから発生する科学物質を吸着・分解していき、半永久的にクリーンな空気を創り、
心地よい居住空間を保つことができます』(メーカーカタログより)。
また、この会社は木材を乾燥させるのに木材にクラシック音楽を聴かせるというのです。
曰く、『音響熟成木材』といい、常温で乾燥させ、モーツアルトを聴かせると木材は心地よくなって、
過剰な水分を蒸発させるといい、厚さ38oの無垢板であれば3週間で乾燥するといいます。
音の波、波動で水分を抜くことができるというのですが・・・。
まるで眉に唾をつけたくなるではありませんか。
『幻の漆喰』といい『音響熟成木材』といい常識を逸脱した製品であるからですが、しかし・・・
今はこの常識とやらを疑った方が良いのかも知れません。
私たちの持っている常識は石油エネルギーを中心とした産業革命以来、
つくられてきた常識であって、便利、効率が最優先されてきたからです。
つくられた製品の中に有害なものが入っていても、微量だから人体にはさほど影響はないと大量生産され、
それがたとえ自然界の法則(自然の循環)に反するものであっても、問題はそのうち解決されると先送りされ、
個人、会社、国の利益が最優先されてきました。
原子力発電がその極致ではないでしょうか。
『絶対安全』と言われ、その技術力を信用し、『もしも・・・、万が一』の事故の最終形がどんなものなのか、
どんな結果を招くのかを知ろうともしなかった。
今、人類の存亡をかけた原発との戦争(決して大げさではない)が私たちの身近なところで起きている。
一方でインターネットによる情報産業と結びつき、
スマートグリッド(賢い送電網)革命と呼べる社会が到来しようとしています。
持続可能な循環型社会の出現ですが、時代は大きな転換期に差し掛かっているようです。
こんな時代には画期的な発明発見が生まれるものだと歴史は教えていますので、
どんな小さいことでも目を凝らして見落とさないようにしていきたいと思う次第です。
ではまた。
みなさんお元気ですか!
「と言われても・・・」という方もおられると思いますが
それでも元気を出して行きましょう。
根幹をなすエネルギーの問題ですが、福島原発に
続いて浜岡原発も稼動停止が発表されました。
そのために今年の夏は電力不足が懸念されます。
企業による大規模節電対策が求められていますが、
一般家庭でも同様に節電しなければなりません。
家庭での節電のカナメは
何といってもエアコンでしょう。
エアコンの電気消費量は6帖用で2.2kw(2.200ワット)、
10帖用ですと3.6kw(3.600ワット)ですが、扇風機は50ワットです。その差は大きいですね。
扇風機や保冷材などが売れているようですが、私たちが勧めている『緑のカーテン』も
今年の夏初めてつくってみようかな、という方も増えているようです。初めての方大歓迎です。
マンションでもアパートでもプランターを使えば手軽に出来ますので・・・。
『緑のカーテン』の難点は手間と時間が少々かかることですが、
扇風機と組み合わせるとその効果は大きいものがあります。
ちなみに『緑のカーテン』は今からでも十分間に合いますので思い切ってやってみましょう。
さて、東日本大震災は経済活動に大きな打撃を与えています。
この先どうなっていくのか不安はありますが、しかしある反面、
便利さに慣れきっている私たちにとっては生活・暮らし方を見直すいい機会になるのではないでしょうか?
一度自分の身の回りを見渡してみてください。
『あってもなくてもいいもの』『あればないよりはまし』程度の物は山ほどある筈です。
<消費は美徳>と煽られ、高度成長を遂げてきた産物でしょう。
今こそ元々あった日本の『モッタイナイ』精神に戻る時かも知れません。
住宅業界も同じことが言えそうです。
ファッション性が強く、せいぜい25〜30年しかもたない家がどれほど量産されてきたことか。
最近では温暖化・省エネ・高断熱・高気密をキーワードとして、
自然素材を扱い、自然との共生を標榜する建築会社が随分増えてきました。
自然素材を使えば自然との共生ができると思い込んでいる、かのようです。
かつて私たちも大手住宅メーカーのように新建材やビニールクロスを使って家づくりをしていました。
そんな家づくりから転換して16年になります。
高温多湿で夏・冬逆転する難しい気候条件の千葉で、悩みつつ進化させ現在に至っています。
たぶんまだまだ十分ではないでしょう。
それでも私たちは自然と共生する家づくりに自信を持ち、誇りに思っています。
が、果たして私たちの家づくりが皆さんに受け入れられているでしょうか?
ひょっとしたら、そう思い込んでいるだけなのかもしれません。から廻りしているだけかもしれません。
自分たちの姿は自分たちだけではわからないことですから。
それで私たちの家づくりがこれからも、まだまだ必要とされていくためには、
お客様の『実際の声』を聞いてみたいと思いましたので、その用紙を同封させていただきました。
どんなことでも結構です。
その声が私たちを勇気づけ、成長していくための参考となります。
お願いごとで恐縮ですが、どんどんお寄せ下さい。お待ちしております。
ではまた。
生存を支えていた暮しの拠点である家、
みなさんお元気ですか!

みなさんお元気ですか!
みなさんお元気ですか!
早いものです。H22年も押し詰まってきました。
みなさんにはどんな一年でしたか。当社も夢中で走り続けてきた一年のように思います。
話はさておき、三年がかりで制作しているNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』第2部が始まりましたね。
(12月5日放映開始)
『坂の上の雲』は38年前に完結しました司馬遼太郎さんの長編小説が原作です。明治という帝国主義時代に西欧列強のひしめく世界の中に放り込まれた(小国)日本がどのように今日の礎を築いてきたのか。それを秋山好古、秋山真之の兄弟と正岡子規の三人を軸に描いた群像ドラマです。
第2次世界大戦では武力による敗北を経験し、戦後経済力で高度成長をとげ、再び世界におどりでた日本ですが、昨今の混迷し行き詰っている現状にあってこのドラマは、こうした閉塞感を打ち破る何らかのヒントがこめられているように思えます。
今の時代と比べ、明治の時代は餓死者が出ないまでも、とにかく貧しかった。人々はその境遇からなんとか立ち上がろうと必死であったと思います。秋山兄弟の家も例外ではありませんでした。
秋山真之が生まれた明治元年のとき、父は生活苦から真之を『いっそ寺へやってしまおう』と決めました。それを10才になる兄・好古が聞いて『あのな、そら、いけんぞな。お父さん。赤ん坊をお寺へやってはいやぞな。おっつけウチが勉強してな、お豆腐ほどのお金をこしらえてあげるぞな』といさめたといいます。
わずか10才の子の弟や家族に寄せる情愛を思うと、身内同士で殺しあったり、子供を虐待したりと、つい『今の時代は・・・・』と愚痴りたくもなります。
ひとはやはり自分だけではない『誰かのために』生きなければ、満足した人生を歩むことはできないのではないでしょうか。今年の放映は全4回です。ぜひ見て欲しいものです。
当社にとって『誰かのために』とは言うまでもなく、お客様のことです。お客様の健康を害する材料は使ってはいけませんし、環境を破壊するようなものも使用してはいけないと思います。
あくまでも自然とともに生きていきましょう。そんな家を追及しつつ、来年も造っていこうと思います。
ではみなさん、よいお年をお迎えください。
みなさんお元気ですか!
今年の夏は本当に暑かったですね。
当社のお客様も今まではエアコン1台でよかったのに、さすがにもう1台追加で取り付ける方が多くなりました。この時期家電メーカーはエコポイントの追い風もあってフル稼働とか。
しかし、気象庁の長期予報では今年の冬は相当冷え込むとのことです。温暖化、気候変動により寒暖の振幅が大きくなってくるからですが、こうなってくると家の造り方も考え直す必要がありますね。
断熱性能が良いだけでは不十分ですし、耐震性が良いだけでもダメです。高温多湿で夏と冬の気候条件が正反対の日本では調湿・透湿度性能が良くなければ住み易い家はできないのではないでしょうか。
ではどんな家が良いのか。そのヒントは1200年も続いている宝物殿『正倉院』にあります。金属工芸品や木工品など宝物が保存されていますが、その中で得に建物外部の気温や湿度の変化に最も影響を受け易い、文書・染織物・漆器類 などが長期間保存されてきたことです。それを可能にした要員な何だったのでしょうか。結論から言えば木材の調湿作用によると言われています。
正倉院の宝物は桧材で造られた建物(倉庫)の中に唐櫃(カラヒツ)という足付きの収納箱(1個の大きさが厚さ20mmの杉板でW1000×D700×H500の箱)の中に納められています。桧の建物と杉の箱という二重構造によって1日の温度と湿度の影響を最小限にしているからです。
下のデータのグラフを見てください。このデータは成瀬正和氏(正倉院事務所)が外気と倉庫内(北倉2階)とその中の唐櫃内に温度・湿度計を設置して測定したものなのです。湿度のグラフで唐櫃内のデータは見事にほぼ直線になっています。いかに外気の影響を受けていないかが一目瞭然ですね。デリケートな体の人間が住み易い家はやはり調湿性・透湿性にすぐれた『木の家』になるのではないでしょうか。

重要なことは『透湿性』です。気密性能を高めるために建物の内側にペーパーバリアと称してビニールシートを隙間無く張り巡らし『C値』を高める高断熱・高気密工法もありますが、それは大きな間違いであると『正倉院』は語っているようです。
調湿性のある素材と透湿性のある素材を組み合わせ、より自然で快適な住まい、正倉院のような住まいをこれからも当社は造り続けていきたいと思います。
ではまた。
みなさんお元気ですか!
もうすっかり秋ですね。いきなり秋になった感じです。
それはさておき、当社の建築現場近くに他社の現場が数ヶ所ありますが、共通して気になることがあります。
骨組みの段階で建物が地上1メートルの高さまでオレンジ色やグリーンなどに塗られていることです。いわゆるシロアリ防蟻剤ですが正直まだこんなことをしているのか、との思いです。防蟻剤に含まれていた毒性の強いクロルピリホスが使用禁止になって、代替品を使用していますが、安全性は大丈夫なのでしょうか。本当に防蟻の効果はあるんでしょうか。
『岡崎シロアリ技研』の神谷さんによると『新築時に防蟻処理をした家屋に翌年シロアリが発生した。その業者がすぐ再処理したけれど、その翌年また発生した。毎年々々防蟻処理をしたけれど結局シロアリ被害は止まらず、逃げ出したのはその業者であった』そうです。
シロアリは発生する『巣』を直撃し、駆除しない限り発生を防ぐことはできません。特にイエシロアリの場合は一つの集団の数が100万にも達することもあり、さらに分巣してネットワーク(単系)をつくります。集団を拡大することで生き延びようよする中央集権型が特徴で、蟻土・蟻道をつくりながら、ただひたすらに前に進み、物にぶつかれば「かじる」。コンクリートでも何でも「かじる」。その結果が死ぬか生きるかは問題ではないのです。
シロアリ対策は種類の生態に合わせて駆除しなければならないのに薬剤を塗布・散布し、防蟻処理をしておけば防止できると考え、安心するようになったために、私たちのシロアリに対する認識と思考が止まってしまったのではないでしょうか。肝心なことはやみくもな予防ではなく、早期発見できるような建物の構造をつくることだと思います。
夢々、床下の無い構造、小屋裏にもぐれない構造など点検修理できない構造にするべきではないでしょう。
このことは家づくりの基本だと思いますので・・・。
ではまた。
みなさんお元気ですか!
やっと酷暑の収まり秋が来ましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいですから、体調管理をしっかりやりましょう。
数日前、とても嬉しい新聞記事を読みました。私が敬服する横浜国立大学名誉教授『宮脇昭』さんの記事です。
宮脇さんの独自理論による植樹活動が今年40周年を向かえることを記念して、今月23日『いのちの森づくり40年記念シンポジウム』が横浜市で開かれること、そして長年接点がなかった『林野庁』が市民参加の宮脇式植樹祭を導入することを決めたことの記事でした。
やっと林野庁も宮脇理論に気がついたかとの想いです。
気候変動、地球温暖化の問題が世界の潮流となって、その阻止に取り組んでいるときに、その解決に最も有力な方法として、宮脇さんの潜在自然植生による『ふる里の森づくり』が40年も前から続けられ、世界中でその効果が実証されています。
にもかかわらずやっと・・・・もっと早く気が付いてくれれば・・・・。
荒廃した土地を回復するのに、自然の力に任せれば300年以上のかかるのに、宮脇方式によればたった数十年で森がつくれる、しかも人間の手がかかるのは三年間だけ、あとは放っておいても自然に森ができていく。
それも、元々植生した土地であれば場所を問わない。熱帯林でも砂漠でもその理論は通用する。
温暖化阻止といえば石油エネルギーに代わる代替エネルギー(太陽光発電など)の開発に注目が集まりますが、創エネ・省エネだけでは不十分です。空いている土地があればどんどん植樹すべきでしょう。
宮脇さんは次の目標として『一人が三本の木を植える』という国民参加の森づくり運動を提唱していますが、私としては大賛成です。日本で国を上げての国民運動を起こせば、きっと世界をも動かす力になることでしょう。永い間、私たち人間は自然を破壊しつづけて来たわけですから、これからは自然を再生していく努力が求められていると思います。
私たち人間は、いや人間に限らず他の生物も、自然の循環の中でしか生きられないのですから・・・・。
当社も『木の家』を造っていますが、あくまでも自然に負荷をかけない、自然循環の中で共生していく家づくりをつづけて行きたいと思います。
ではまた。
みなさんお元気ですか!
それにしても暑い日が続きますね。
体調管理を万全にして乗り切りましょう。
暑さとは関係ないのですが、今NHKの朝のドラマ
『ゲゲゲの女房』が好調のようです。
朝ドラ史上最低の視聴率でスタートしましたが、回を追うごとに上昇し、今では第1位を確保しているとのことです。
私も最初のころ、チラ見をしているうちに、いつの間にか引き込まれ、そればかりか原作本まで買ってしまいました。
原作本の著者は妖怪マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』を描いた「水木しげる」さんの奥様『武良布枝』さんです。
布枝さんは29才のとき同郷の水木しげるさんと見合いをし、5日後には結婚式を挙げ、東京の調布で新婚生活を始めました。
その生活は決して甘いものではなく、【赤貧洗うがごとし】で質屋通いは日常茶飯事、電気を止められローソクの灯で仕事をするときもあったほど。
当時の貸本業界は零細出版社ばかりで原稿料も安く、支払ってもらえないことなどしょっちゅうあったとか。
それでも仕事場にこもって、精魂こめてマンガを描き続ける水木さんの後姿を見続けるうちに(この人の努力は本物だ)誰よりも身近な私がいちばん知っている・・・ そんな『誇り』のようなものを抱くようになったといいます。
いまでこそ数々の賞を受け、大成功を収めている「水木しげる」さんですが、布枝さんもまた”あとがき”に『…平凡な人間としての穏やかな時間をすごさせてもらっています。これ以上の幸せってあるのでしょうか』と書いています。
幸せの絶頂感で自然にこぼれおちる涙は一人では得られないかも知れません。
水木さんが落ち込んだときに洩らした言葉 『いまの人は目に見えるものしか信じない。妖怪なんていないのかも知れない。 オレのやってきたことはムダだったのか?』
人は見えないものの力で生かされている。
水木さんは、その見えないものをマンガという手法で見現化しているのでしょう。
そして見えないものを信じ続けた夫唱婦随の夫婦という形で実証もしてくれました。
私たちも幸せの基礎となる”家づくり”を生業としていますが、住む方々にとって見えないものの力に、 少しでもその力になればいいと思った次第です。
ではまた。
自然栽培は・・・
農薬散布は勿論のこと除草剤も化学肥料も使用しない。驚くべきことに有機肥料さえ使用しないという。
人や動物は食べ物やエサを食べて生きているではないですか。植物だって当然肥料が必要だと思います。
なのに肥料すら不要だという。本当にそれで米や野菜や果物が出来るのですか??
それが自然栽培を知った時の私の率直な感想でした。
本当に神々が宿るとしか言いようの無い大地。
人間の科学をもってしても、まだまだ数パーセントも解明されていない『土』の中。
機械エンジニアであった『木村秋則』さん。
米国製のトラクターに憧れ、機械とは真反対の農業に転身。
それも農薬を使わなければ絶対に作れないとされていたリンゴ栽培農家を引き継いでしまった。
年に10数回も農薬を散布する。その度に奥様は一週間以上も寝込んでしまう。
農薬なしでリンゴをつくれないか?
それから木村さんご家族の塗炭の苦しみが始まった。
誰も通ったことのない『いばらの道』を切り拓いていくことになってしまった。
リンゴの樹と木村さんご家族の苦悩の日々は『奇跡のリンゴ』(石川拓治著)・『リンゴが教えてくれたこと』(木村秋則著)などに詳しく書いてあるので、読んで見てください。
『土』の中にはまだ知られていない微生物や昆虫など渾然一体となった自然な世界があり、植物はそこから自分たちにとって必要なものを取り込んでいます。
木村さんは山の『土』のように自然な『土』を再生することによって、無農薬・無肥料のリンゴをつくることに成功しました。
その方法は米も野菜もすべてに通じる『自然栽培』として今、大きな広がりを見せています。
わたしたち人間は『植物』なしでは生きてはいけません。
なのに、人間の身勝手な都合と思いこみで、植物が『本当に必要としているもの』を見落としてきました。
わたしたちの未来を切り拓き、確かなものにしていく鍵は実はわたしたちの足元、大地にあるのは自明のことだと思うのです。
いかに技術が進歩しようとも、わたしたち人間は自然の循環の中でしか共生できません。
当社は『木の家』をつくっていますが、木は伐採したとあとも形を変えて生きています。
呼吸しています。
木を生命あるものとして捉え、住む人にとって『本当に必要なものは何か』を問い続けながら、
これからも家づくりを進めていきたいと持っています。
ではまた。
みなさんお元気ですか!
曇り空と雨模様が続いてますね。
建築会社にとって雨は大敵ですが、この雨を恵みの雨として待ち望んでいる方々もいます。
またこの季節の旬の花として似合うのはなんといっても、紫陽花であり花菖蒲ではないでしょうか。
今月初め所用で浜松へ行ってきましたが、ついでにフラワーパークの花菖蒲を堪能してきました。
720品種で100万本の花菖蒲は実に圧巻で見事なものでした。
花菖蒲といえば、はるか昔の縄文時代、大陸より
稲作が渡来したとき暦のないときでしたから、田植えの時期など野花菖蒲(ノハナショウブ)の開花を見て判断したそうです。
天候不順の指標などに季節の花を見つめることの大切さが、生活に深く浸透していたのですね。
季節を表すのに春夏秋冬を更に分けて24節気があり、これもわたしたちの暮らしのなかに残像のように受け継がれています。
24節気のうち、夏至、冬至、春分、秋分それに立夏、立秋、立冬、立春の八つは一般によく知られています。
今月(6月)の21日は夏至であり、一年中で昼の長さがもっとも長く、夜がもっとも短い日です。 この反対は冬至で12月22日になります。昼の長さがもっとも長く、夜がう〜んと長いのです。
こんなことは皆さんはよくご存知のことと思うのですが、では実際にどのくらい違うか比較してみました。
ただし千葉の場合です。
夏至−−(日の出)4時24分 (日の入)18時58分 太陽高度77.8度
冬至−−(日の出)6時45分 (日の入)16時30分 太陽高度31.0度
夏至は夜が明けてから沈むまで14時間34分、夜は9時間26分です。
冬至は夜が明けてから沈むまで8時間45分、夜は15時間15分です。
夏至と冬至の差は、なんと5時間49分もあるのです。
また、わたしたちの家づくりで考慮することに太陽高度があります。
夏至は高度が77.8度で影がほとんど出来ず、冬至は31.0度で長い影が出来ます。
家づくりで大事なことは、『夏は日射を家の中に入れないようにし、冬は逆に日射をふんだんに入れる』ことです。
昔から日射を調節したり、雨などから建物を庇護するために軒や庇は深く取ったのは、そういうことをよく知っていたからなんですね。
西日を防ぐためにはスダレやシェード、緑のカーテンなどを利用するのも有効です。これから夏本番を迎えますので、ぜひ遮光を実行してみて下さい。エアコンの効き目もよくなりますし、電気代の節約にもなりますよ。
ではまた。
みなさんお元気ですか!
例年になく暑くなったり寒くなったりで不順な天候が続き体調を崩す人も多いんではないでしょうか。
世の中も少し景気回復の兆しが見えてきた感じもしますが、実態はまだまだ厳しいのが実情ですね。
ただIT産業は元気なものです。
5月28日(金)電子書籍のiPad(アイパッド)が発売されます。
アイパッドは、米国アップル社の新型携帯端末機でスマートフォン(多機能携帯電話)とノートパソコンの中間に位置づけられ、通話やカメラ機能は無いもののインターネットのウェブ閲覧や電子メール・動画や音楽の再生機能などは同じものです。
操作は画面に指で触れるタッチパネル方式でパソコンよりも簡単。米国では今年4月3日に発売され、当月中に100万台を突破したとのこと。日本でも大ブームを巻き起こすのではないでしょうか。
昨年の1月に米国のオバマ大統領が就任したときに、グリーンニューディール政策を打ち出しましたが、その中で
スマートグリッド構想というのがあります。
この構想こそが米国だけではなく、世界で様々な形でうねり始めている大変革の時代を予兆するものだろうと
思います。
そもそもこのスマートグリッドというあまり聞きなれていない言葉は、『賢い送電網』とか『次世代送電網』と訳されているように、発電された電力を送る送電網のことです。
現在のところ、企業や家庭へ電力会社が一方的にコントロールして送配電していますが、エネルギーロスが結構大きいのです。環境面から考えても日本の場合CO2の排出量のうち、発電部門は約4割を占めている訳ですから、そこでのエネルギーロスの削減はとても大きいものがあります。
太陽光や風力・バイオマスといった自然エネルギーを利用するにも天候に左右されますので、きめ細かなコントロール
(スマートメーターなどで)が必要になる訳です。
そこでスマートグリッドでは、電力の流れを供給側と需要側の双方からIT技術やET(エネルギー技術)を活用した制御装置を駆使し、自動調整して効率化を計るようにしたものです。
いずれにしてもiPad(アイパッド)に見られるように情報・通信技術の進歩によって、工場もオフィスも家庭での暮らしも
隅々まで大きく変わっていくでしょう。それもそう遠くない5〜10年の間にです。
戦後の物も食料も圧倒的に少ない時代から、ものだけは豊かになったけれど反比例するように心が貧しくなってきた
ように感じる世代としては、大きな変化には躊躇しつつも、ある種のわくわく感があります。
勿論、家づくりに携わるものとして、今度こそ『器(家)つくって魂しい住めず』なんて家だけは絶対つくりたくないと
思うものです。
ではまた。
みなさんお元気ですか!
春爛漫、桜の花が満開になる季節になりましたね。
春といえば、“ついに„というか“やっと„ というか人生の春を迎えた社員がいます。現場監督の藤代社員34才です。
人生の荒波は厳しいかもしれませんが、結婚した2人にとっては苦にならないでしょう。何しろ2人共波乗りを楽しむサーファーですから・・・。(サーフィンが取り持つ縁でした)
心からの祝福と人の優しさに溢れたいい結婚式でした。
特に彼は、彼の幼友達であり親友の祝辞を聴いて、ハンカチを出して号泣するほど今時には珍しい純な男です。
そんな結婚式の最中に「フッ」と思い出した話がありました。
本当になんで浮かんできたのか分かりませんが・・・。
確か小学校か中学校の教科書に載っていたように思うのですが、はっきりしません。
おぼろげながらの『あらすじ』は、こうでした。
""ある村から遠くに見える人の顔をした大きな岩があって、その顔と同じ人がいつかこの村に現れて、
村人たちを幸福にしてくれるという伝説がありました。その話を母から聞いて信じている子供がいました。
あるとき、その岩の顔とそっくりの人が村に来るというので村中が沸き立ち、その子も『どんな人だろう』と
心を躍らせ 待っていましたが、思ってもいない別人でした。
青年になった頃にまたそんなことがあって・・・。
何十年か後にまた同じことがあって、待ち続けていたその子供もいつしか年老いたとき、
実はその伝説の顔をした人はその子供自身であったという話です。””
この際、読んでみたくなってインターネットで調べてみました。
本のタイトルは『人面の大岩』で、作者は米国人のナサニエル・ホーソンという短編作家ということが判りました。
この本を読めば、彼の結婚式とふいに浮かんできた、この物語との脈絡が分かるかも知れないと思って、
ネット書店(アマゾン)に注文しましたが、1ヶ月も経つのにまだ届かないのです。
特に急ぐ訳ではないのですが、早く読み解きたいと思って待っているしかありませんね。
というわけで、今月はうまくまとまらなくて、歯切れの悪い終わり方になってしまいましたが、ではまた。
みなさんお元気ですか!
ここのところ寒かったり、暖かかったり天候が不順ですね。
その合間をぬって梅の花がチラホラ咲いているのを見ると、何かホッとするものがあります。
冬のこの時期、旬はやはり冬季オリンピックではないでしょうか。
数日前、TVで観戦していましたら、スキー・モーグルの上村愛子さんの涙を見てしまいました。
メダルも取らずに泣いている場合か、という冷静な向きもあるでしょうが、わたしの胸には響くものがありました。
彼女の演技を見ていましたが、スピードも技術も美しさも揃っていて、正直素晴らしいと思いました。
しかし、結果は4位。
18才の時に長野オリンピックで7位入賞。それ以来ソルトレークとトリノで6位、5位と順位を上げてきて、今回が4位でした。
インタビューをしっかりと受け答えをしながらも涙が溢れ出ていました。
『私としては十分納得のいく出来だったと思います。涙は一杯出ると思いますが、でも何で一段、一段なんだろう?ちょっとは悔しい気もしますけど・・・』
『あんなにやってきて、周りの皆さんにも応援してもらって、それでも届かないメダルの世界ってどんな世界なんだろう』
その涙は悔しいとか悲しいとかの感情を通り越し、仕事をやり切った人のみが、流せるもののように思えました。
上村愛子さんをオリンピックへ突き動かすものは『それでも届かないメダルの世界』への憧憬なのか、未知への強い好奇心なのかは分かりません。
ただ、そのために来る日も来る日も厳しい練習を積み重ね、一心に打ち込んできたことだけは確かでしょう。
どんなに大きいことでも、どんなに小さいことでも一心不乱に一歩一歩の積み重ねがなければ、何事も成就しないことは世の常だろうと思います。
夢や希望を持って、いつかは叶うだろうと毎日を飽きることなく一所懸命生きること、そのことが大事なんですね。
夢や希望などを言うと、今の時代そんなものは「持てない」とか「分からない」とか言う人がいますが、具体的なものはなくても、
いつかは見つかるだろうと、それを探す行為も、上村愛子さんにとっての「メダル」と同じくらい価値を持つものだと思います。
あなたにとっての「メダル」はなんでしょうか?
私たちの「メダル」は『住んだ方々の笑顔』です、と自信を持って言い切れるだけの「住まい」をこれからもつくり続けていきたいと思います。
ではまた。
みなさん明けましておめでとうございます。
正月休み中、木材の乾燥についての本を読んで思い出したことがあります。
木材の乾燥業界では絶対『ありえない』超低温45℃の
乾燥装置(愛工房)を開発した伊藤好則さんのことです。
知人の紹介でお会いしてお話を聴くことがありましたが、それも移動している乾燥釜の中で、でした。
通常の乾燥釜の中で長時間入っていられることは考えられないことです。乾燥温度は70℃〜100℃以上なんですから…。
当社が使用する主要木材の杉の木は、乾燥しづらい樹種のようです。
木の赤味部分(中心部)は白味部分(周辺部)と比べて乾きにくく、特に赤味部分が黒く「黒芯」と呼ばれる木は、自然乾燥だと10年〜20年もかかるといいます。だから黒芯は業界では「くず」扱いされ、捨てられているものです。
愛工房にかかれば、こうした難しい赤み部分や黒芯などは色、艶、香りを損なうことなく、見事に乾燥し、正に高級品に変身してしまいます。
さらに業界では不可能といわれている含水率6%〜7%(絶乾状態といいます)をなんなく実現してしまうのです。
しかも木の成分を壊すことなくです。
こんなに素晴らしい技術を開発した人がここにもいらっしゃる。
以前にも紹介したことがありましたが、青森県のリンゴ栽培農家の木村秋則さん。
農薬も化学肥料も除草剤も、有機肥料すら使わない自然栽培でリンゴを実らせることに成功しました。
この2人の方には共通したところがあります。それは2人とも『木』に寄せる深い愛情でした。
木村さんは農薬や除草剤を中止することによって、リンゴの木が害虫や雑草により苦しんでいるのを
自分の苦しみとすることにより、本当の原因は農薬などに汚染された『土』にあることを突き止めました。
伊藤さんは高温で乾燥される木が苦しんでいる、可哀想だと感じました。木は生きている。伐採されても生きている。
だから生きていく上で自然界にある温度で乾燥することを考えました。
一方で木を伐採後は死んだ物として捉え、水分を抜くことだけを考えている。この乾燥技術が現在の主流となっています。
私たちはこの2人から大切なものを学びました。それは本質を見抜く『視点』です。
私たちはどうしても目の前にある姿、形や現象にとらわれてしまいがちです。一流メーカーだから、有名大学の先生が言っていることだから、国が認めていることだから等々。
もう一度、私たちの暮らしの中で当たり前のこと、と思っていることが自然の循環の中では本当に必要不可欠なことなのかを問い直してみる必要があります。
私たちの家づくりもこうした視点に何度でもたち帰り、模索しつつ、生きた住まいとして、磨きをかけていきたいと思った次第です。
本年もよろしくお願い申し上げます。