勾玉とは
原始・古代の代表的な装身具(身につける飾り物)です。
猪や熊の牙をネックレスにしたものが勾玉の原形ではないかと言われています。
材質はヒスイ・メノウ・琥珀・滑石(かっせき)・ガラスなどがあります。
琥珀とは
数億年前から数千万年前の樹木の樹脂が埋もれて化石になったものです。
琥珀(Amber)の原産地は、バルト海沿岸の国々(ロシア、エストニア、ラトビア、リストニアなど)、中国(撫順)、
ドミニカ共和国が有名です。
日本でも岩手県久慈市は商業採掘が現在でも行われており、我が国有数の原産地として有名です。
千葉県の銚子市にある国指定天然記念物の「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」は恐竜時代の地層が地表で
見ることができますが、琥珀の原産地でもあります。
※文化財にしていされ保存・管理されているので、採掘・採取はできません。
さらに、銚子市にある粟島台遺跡から、琥珀の原石や剥片と加工途中の琥珀玉の未完成品が大量に
見つかりました。完成した琥珀製の大玉(大珠)も見つかっています。
このことから、琥珀の原産地に最も近い場所で、原始時代から縄文人たちが、琥珀のアクセサリーを作って
いたことが明らかになりました。琥珀は各時代にアクセサリーとして特にその透明度が珍重されていたのだ
と考えられます。 資料:『風土記の丘資料館』の勾玉づくり、琥珀玉づくりより
写真の琥珀玉と滑石の勾玉アクセサリーは磨けば磨くほど艶がでてピカピカになるので、暇さえあれば磨いて
います。子供曰く何年もずっと磨き続けるつもりなのだそうで…、そんなに磨いたらいつか無くなっちゃうんじゃ
ないかなと…。古代の人と同じものを身につけるなんてまさにロマンだ!などと、思ったり。
下の子と私で共同製作した琥珀玉のペンダントは母にプレゼントし、上の子供は頑張って磨き上げた勾玉の
ペンダントを私にプレゼントしてくれました。
と、いうことは、本人の分をまた作りに行かねばならないような気が…。
柿渋塗りエコバックに使った天然塗料の柿渋はハクモンの住宅でも良く使います。
柿渋の魅力などについては、また次回ご紹介させていただきたいなと思っています。