ご一緒に守っていきませんか。
「間伐(かんばつ)」とは、植林後10年ほど経つと隣の木の枝がぶつかり合い、お互いに成長を
妨げてしまう為、間引きする作業のことで、間を伐る、つまり建築材や家具材、集成材に育たない
ムダ木(細木、曲り木など)や茂りすぎの枝を切り払うことで、これまで届かなかった太陽の光が
木々の根元まで届くようにする発育の為の手入れ法です。
この間伐によって、木は太く強く成長していきます。
ところがその大切な間伐作業が思うように進んでいません。
日本の急斜面の山地での作業は輸送コストがかり採算がとれず、間伐された木は山にそのまま
置き去りにされ、せっかくの資源が有効活用されていないのが現状です。また、間伐さえ行われず
に放置され、荒廃している森林がすくなくありません。荒廃した森林は台風の影響を受けたり、
大雨などによって土砂災害を引き起こします。
さらに、二酸化炭素を吸収する動きも低下し、温暖化防止機能も低下します。
品質よりも価格重視の考えで仕入れる安い輸入材に押されて国産材が売れない
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山が収入をつくれないから、コストのかかる間伐が出来ない
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山が荒れ放題になる
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売れる良質な国産材がますます育たなくなる
この悪循環をこわすために国産材を積極的に利用し、間伐材も有効利用し、需要を高め、資金を
山に還元する必要があります。悪循環をこわし、森林を守るサイクルをつくることが出来るのは、
消費者しかいません。
間伐材がペレットという燃料になり、山主さんたちの収入になれば
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間伐作業は活発に行われるようになる
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木材が成長しやすくなり、健康な森が増えていく
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千葉の森は健康な森に変っていく
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私たちの住む地から、地球の環境を守ることへと繋がっていく