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ゴミのゆくえ

こんにちは磯野です。

このところ蒸し暑い日が続いていますが、早朝はまだ肌寒いですね。へっくしょんとくしゃみが出てティシュで鼻をかんだら、ちょうどボ

ックスティシュが空になったので、畳んでつい燃えるゴミ袋の中へポイッと捨てたところ、その畳んで捨てたボックスティッシュを子供

が拾って、 一喝! 『リサイクル出来るものを捨てちゃ駄目!ほら裏にあるマークを見てみて!』とのこと。

確かに箱・ラベル:紙 フィルム:プラの♻リサイクルマークが わかってはいるけど、忙しくてついついね…、などと言い訳しながら

リサイクルごみと一緒に分別いたしました。

 最近、小学校の社会科で日本のゴミのについて教わったそうで、近くごみ処分場の社会科見学にも行く予定なんだそうです。 

なので、ものごいエコガールになっています。子供なので、大人の言い訳くさいことは聞きません。

良いものは良い!悪いものは悪い!の勧善懲悪の精神で突き進みます!

そういえば自分自身もごみ処理場に(東京の夢の島だったな)社会科見学に行って衝撃を受けたことを思い出します。当時も日本の

ごみ問題は深刻なんだと教わっていましたが、平成になってバブル期頃からさらに日本のゴミは莫大に増えたと聞きましたが、現在

はさらにさらに大変なことになっているようですね。

日本の焼却場の数は世界ダントツ1位とのこと。

ゴミの焼却量もヨーロッパ先進国の10倍以上!ダイオキシン発生量は危険なものと判明してから、関係機関の努力で随分減りはし

ましたが、ゼロではありません。一度発生したダイオキシンは消えずに空気中を漂っているのだそうで、怖いです。

そうだったんだ!なんてこと!(勉強不足でお恥ずかしい限りですが。)今更ながら知ることや、気づくことが多くなりました。

とにかく、次代に残すものが、素晴らしい自然ではなく、ゴミに埋もれて猛毒の有害化学物質に汚染された環境だなんて!

ごめんなさい!と謝るしかありません。問題意識の薄い大人たちの方が、ごみ処理場などの社会科見学に行って

自分たちが出したゴミの現状を知るべきかもしれないですね。

環境省発表の資料を見ると日本人一人当たり1日に出すゴミの量が約1キロだそうで、やっぱり世界一です。

リサイクルも出来ずに土にも帰らない廃プラスチックなどのプレスしたゴミも、焼却後に出た灰も、埋め立ててとりあえず隠す場所も

なくなってきています。
ドイツでは、包装容器を扱う製造業者や販売業者が共同で出資し、DSD社という会社を設立し、ドイツ政府や

自治体の支援を受けて事業者の責任で回収しリサイクルするというシステムを確立しています。

ドイツでは子供の頃から環境問題についての徹底した教育を受け、学校ではノートやプリントなどの紙類は100%再生紙を使用し、

教科書もボロボロなっても使い続けて、次の子供に渡してまた使い続けるのだそうです。

物を大切に、大事に使うことは当たり前のことだという、ものの考え方が子供のころから身についているのだと、以前エコロジー建築

のセミナーに参加した際、講義していただいたドイツにお住いの研究員の方からお聞きしました。

 物を工夫して長持ちさせること、使いつくすという考え、もったいないという言葉、節約は美徳とされていた私たち日本人だって本来

持っているものですよね。ドイツを見習って、私たち日本人も知恵を絞りだして未来を思考すればきっと解決できるはずです!よね。

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とにかく、できることからでもね。と、ペットボトルはリュース(洗って繰り返し使い)、空き缶は近所のリサイクル回収機に行って投入(なか

なか面白い。)で、エコポイントをもらっています。公園にあるので、お散歩がてらにお休みの日の行事になっています。

物を買うとき、これって本当に必要なものかな、資源にならないかな。土に(自然に)返るものかな。環境に負荷がかかかってしまわない

ものかな。常に考えて購入するように、努力していこうとおもいます。

 4R(フォーアール)とは
 
 Refuse(リフューズ):不要なもの、余計なものはいらないと断る
 
 Reduce(リデュース):ゴミを減らす
 
 Reuse(リュース):繰り返し長く使う
 
 Recycle(リサイクル):資源として再利用する



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現在、新築住宅やリフォームなど、内装材と言えば、塩化ビニルクロスが一般的に使用されていますが、リフォームなどで張り替えたりしたときにで

の壁クロスのゴミは、処分場でも処理・処分が厄介な廃プラスチックで、全部産業廃棄物です。処理にはきちんとした許可を持って、マニフェスト

発行できる産廃業者に頼まなくてはいけません。

ビニールクロスには可塑剤(DOP:環境ホルモンですよ。)をはじめ 安定剤(バリウム)、発泡剤、充填剤、難燃剤(水酸化アルミニウム)、着色剤

(酸化チタン)他、施工時に使う揮発性有機化合物VOCの接着剤など、たくさんの有害な化学物質が添加されています。

燃やすと、猛毒のダイオキシンが発生します。いかにも危険そうな黒々とした嗅ぐとツーンとした臭い匂いがしますよね。

 ※日本のビニールクロスの使用率は95%(またまた先進国ダントツです!)

  環境先進国ドイツではビニールクロスを公共施設で使ってはいけないという国の規制があるのです。

 ハクモンで使用している壁紙は環境先進国ドイツで最も使われている塗装下地壁紙です。天然の紙を素材としたリサイクルぺーパーをしようして

り、中に間伐材の木片チップが入っています。調湿性に優れ、結露やカビの発生を抑えます。環境配慮型の水性塗料を7~8回も塗り重ねられる

ので、模様替えやメンテナンスも簡単にできます。ご家族で好きな色に塗ってみるのも楽しいですね。

長期間張替による廃材も出しません。もちろん化学物質を使用していませんので、燃やしてもホルムアルデヒト(人体に有毒な化学物質)なども

発生しません。住む人や環境にも優しいエコロジカルな壁紙なのです。

 見学会などで、是非ともご覧になって見てください。そして、お越しいただきましたら、思いっきり深呼吸してみてくださいね。

本物の自然素材に囲まれた室内は、まるで森林浴しているかのようで心地がいいですよ