『ノーモアヒロシマズ』 8月6日の今日は72年前に広島に原爆が投下された日ですね。
子供達に『世界には200ヶ国に近い国があるけど、その中で日本という国だけが、原爆を落とされ、その恐ろしさを知っているたった一つ
の国なんだよ。そんな日本という国に私たちは生まれて生きているんだよ。』 と話して聞かせたところ、驚いた顔で 『えー、ならもっと他
の国の人達に教えてあげなくっちゃ駄目だよ!みんな怖くて悲しいのは嫌だよね!だって知っているんだし、ねえ?』 とのこと、さながら
学校の委員会の役員になったような口調で、『私のしなければならないことって、出来ることってなんだろう?』と自分の役割を考えてみ
たりしています。
【良くないこととはわかっているけれども、こうした方がいろいろと都合が良いから、今の時点でこのようにするのが得策だから~】などと
いう大人に(とくに政治の世界に)ありがちな理由は、子供からみれば全て言い訳ですね。
世界の国との関係や様々な理由で起こる議論でも、最後に辿り着く選択が、平和に繋がるものであって欲しいです。
前職の関係で日本各地にある平和祈念展示資料館、平和記念公園など(広島、長崎、鹿児島、沖縄、東京、京都、北海道の各地の
平和祈念館など)を訪れさせてもらいましたが、そこで感じて得た答えというのは、子供からでた言葉と同じものです。
戦争は怖くて悲しいもの、どのようなことも理由にはなりえません。始まってしまえば歯止めはきかなくなり、憎しみと恐怖と悲しみばかり
がただただ増えていくだけだからです。
戦争しないこと、核兵器をもたないこと、つくらないこと、もちこませないこと、全て当たり前のことだということがよく分かります。
さて、子供達にはどうやって伝えよう…。近く『この世界の片隅に』という映画を一緒に観賞してこようと思います。こんどはどんな言葉が
出てくるのかな…
木造建築でいえば、日本の山を生かそうとする林業家、製材所、技術者、木材の扱いに長けた大工さん、左官さん、建具、屋根など扱
う職人さん、健康と環境の為自然素材にこだわる当社ハクモン、みんなが一体となって、木造住宅を次世代に受け継いでいくことが、
日本に住み、家づくりに関わる私たちの役割なのだなと思います。